気になる水道工事店の車庫

昨日は、愛知県のことを述べましたが、今回は東京都下のことを述べたいと思います。私は、名古屋市内の大学に在籍後に東京都下の大学を再受験して入学しました。都内でも郊外で、駅から離れていたところに住んでいたので、自然が残り、比較的のんびりしたところに住んでいました。近くには小学校があり、その他、事業所も色々とあったのですが、私の住んでいた建物の前の道路を100m位進んだ所に、市の指定の水道工事業者がありました。その業者は、昼間は軽トラックが出入りしていて、至って普通の水道工事業者といった感じに見えました。建物は古く、かなり以前から事業を行っている業者だろうと直ぐに判りました。しかし、日が暮れて夜になると、その業者の車庫は一変します。シャッターが開いていることが多く、裸電球がぶら下がっている車庫には、外車が停めて有り、しかも同じ車種のものではなく、頻繁に入れ替わっていたということです。時には、レーシングカーも停めて有り、私はそれを見て、「この業者の方は、相当な人だろう」と思いました。私が、特に印象的だった外車は、ポルシェ928でした。性能面では934の方が上だからいい、という方もいらっしゃると思いますが、それでも私は、928と934を比べると、928に傾きます(勿論、934も好きです)。留置かれていた928は、メタリックブルーの車体で、それが裸電球に照らされて艶やかな色だったので、尚更感激しました。しかし、この928を留置していた期間も長くなく、その後、バブル経済崩壊後には、その水道工事業者は、建物をリフォームして、以前からの車庫はなくなりました。そして、カーマニア垂涎の外車やレーシングカーを置くことはなくなりました。現在も、存在しているかどうかは判らない業者ですが、こういったものを見ることが出来たのは、良い体験だったと思います。

車生活に教えられる警告

今まで乗った車は4台で、どの車に乗っても、たいてい何かしらやらかしています。まず、免許取得後に乗ったばかりのホンダのシビックでは、駐車場でバックした際、後ろの車に思い切り追突してしまいました。幸い、その車にはご夫婦が乗車していて、
「特に外傷はないようだな。まぁいいよ」と、よい人達に救われた思いがしました。その次に乗った三菱のディアマンテでは、病院の駐車場から出ようとバックしていた車が、後ろを通る私の車に気づかないまま、ぶつかってきました。
「え。気づいてくれなかったの?」という思いと、クラクションを鳴らす習慣のない私は、咄嗟の時でさえ使うことができなかったことを悔やみました。
その後も、お店の出入りの際、駐車場の端に立ててある金属の仕切り棒でこすってしまい、車体にひどい傷を負わせてしまうなど、何かと駐車場でやらかすことが多い私でした。しかし、一番最近起きた駐車場事故は、私にとって、かなりショッキングなものでした。
 それは天災ともいうべき悪夢のような事故だったのです。私はただ、普通に自分の駐車スペース内で、普通にドアを開けて出るつもりだったのに、台風の強い風にあおられ、止める間もなく思い切り全開にドアが開いてしまったのです。そしてそのドアの角は、隣に停まっていた真っ赤な新車にこれまた思い切りへこみを作ってしまいました。こんなことが起ころうとは、夢にも思わなかったのですが、起きたことは仕方ないので、冷静に手順を踏んで解決に至っています。とにかく生活の殆どは車の移動が伴うので、「気をつける」という意味を車によって随分学んできた人生でした。

車につけてもらった温かい思い出

去年、彼に「エンジンスターター」をつけてもらいました。通勤時の寒い乗車を気遣ってのプレゼントでした。私は車関係に疎すぎて、車種さえよく知らないので、こんなものがあることすら知らないでいました。
そのスターターなるものが、離れた場所にいてもエンジンをかけてくれるところまでは分かったけれど、どう役にたつのかをまるでわかっていませんでした。
当時は
「え。別にその時にスタートさせたらいいじゃん」と思っていた私が、今は便利に使いこなしています。エンジンをかけておくことで便利なのは、前回乗車の際にかけていた冷房や暖房の最終的な温度が、そのまま起動することです。勿論、「最終的な」温度を気にしておく必要があるけど、チェック機能もついているので確認もできます。
寒い今の時期は本当に助かっています。何しろ車に乗る時はもう、車内が温まっているのですから。そして通常の作動よりいいのは、ロックがかかっている状態でエンジンがかけられる、という点です。家の前に駐車場がある人なら見張っていることができても、私のように離れた場所に駐車場がある人だと、無防備すぎてできません。
「15分経過したら止まってしまうけど、またつければいいからね」そんな説明を丁寧にしてくれる頼もしい横顔を見つめ、感謝しながらも金額を心配してしまいました。
けれど、彼は
「全然、大したことじゃないよ」と、クールに振る舞っていました。こんなことをしてくれた人に人生で初めて出会い、忘れられない思い出となりました。
車関連はこんないい思い出ばかりじゃないけれど、一生忘れられない、数少ない思い出です。